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2022.10.28 
マンションでのバリアフリー対応に関するアンケート調査報告書

調査の概要
対 象 : 全国のマンション管理組合役員及びマンション居住者
方 法 : Webアンケート
実施期間 : 2022年 9 月 5 日(月) ~ 9 月 15 日(木)
回 答 数 : 199 名

A調査:マンションでのバリアフリー対策(ハード面とソフト面)について
 我が国では、人口減少・少子高齢化が進行することから、高齢者、障害者及び子育て世代等が、日常生活で不自由なく生活するために、社会に存在する壁(バリア)を取り除く、いわゆるバリアフリー対策が課題に挙げられている。壁(バリア)には、段差などのハード面だけではなく、情報提供などソフト面における壁も含むとされている。
 今回、マンションコミュニティ研究会として、マンションのバリアフリー対策の現状(ハード面とソフト面)について、それらが管理組合でどのくらい行われているのか、課題は何なのか等を調査してまとめ、さらには各マンション管理組合でこれからのバリアフリー対策を検討していくうえでの参考情報を提供出来たらと考え、アンケートを実施させていただいた。

B調査:心のバリアフリーについて
 B調査では、高齢化が問題となる昨今、直接の管理組合の業務から少し離れて、高齢化に対する「心のバリアフリー」対応の現状と将来のあり方について調査を試みた。「心のバリアフリー」とは、「高齢者や障害者が社会生活を送る上での障害を取り除くこと」。そのために「様々な心身状態の特徴や考え方を持つすべての人々が、相互理解を深めるコミュニケーションをとり、支え合うこと」と言われる。
 マンションも今後90歳を超える一人暮らしが急速に増えると思われる。在宅ケア、在宅見取りが進められている中、マンション内でもっと支え合うことができないかという考え方があると同時に、管理組合運営だけで手いっぱいで難しいとの考え方もある。どんな最後を迎えたいのかを考えるきっかけになるアンケートを試みた。